ウルトラマン Wiki
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2018年2月25日 (日) 13:59時点における最新版

ウルトラマン・ザ・ネクストは、アナザースペースのウルトラ戦士。

概要[]

青い発光体(ビースト・ザ・ワン)を追って地球にやってきた赤い発光体が、航空自衛隊のパイロット真木舜一と融合することによって出現した銀色の巨人。日本へ2番目に飛来した地球外生命体として「ザ・ネクスト」のコードネームで呼ばれ危険視されるが、ザ・ワンとの戦いで人々を守り抜いたことから、子供達を始めとした人々から憧れを込めて「ウルトラマン」と呼ばれるようになる。作品としての『ウルトラマン』の、次世代のウルトラマンとしてのダブルミーニングでもある。

ウルトラマン・ザ・ネクストのデザインは歴代のウルトラマンの中でも特徴が多いウルトラマンである。ウルトラマンノアウルトラマンネクサスと同様に胸に赤いY字状のエナジーコアと呼ばれるデザインや、黒(アンファンス)や赤(ジュネッス)の部分は筋肉繊維を髣髴とさせ、銀の部分は装甲を被せた様なデザインが採用されたが、設定ではよりウルトラマンらしいスマートなデザインのネクサスやノアと同一の存在とされた。同一人物のネクサスと姿が異なるのは「デュナミストが異なるため」だと放送当時の雑誌で設定されている。

また、ビースト・ザ・ワンがベムラーをモチーフにしたようにウルトラマンのAタイプとBタイプとウルトラマンネクサスのアンファンスとジュネッスを組み合わせてネクストがデザインされている。特にアンファンスは全身の凸凹がAタイプをモチーフにされている。

アンファンス
最初に出現したザ・ネクストの不完全体。身体の各部が未発達で本来の能力を発揮することができない。そのため腕の刃や光刃による攻撃は可能だが威力は低く、ほとんどは強化された身体能力を駆使した肉弾戦のみで戦う。
  • 身長:10メートル
  • 体重:2.5トン
ジュネッス
ザ・ワンとの最終決戦時に出現したザ・ネクストの完全体。身長も40メートルと巨大になり、超音速飛行も可能となる。体には血流をイメージした赤いラインが入り、腕は鋭い武器となり、飛行の安定に役立ちながら、更に光線発射時の源ともなるエルボーカッター「ストラトスエッジ」が出現する。また、背中や脹ら脛に姿勢制御用のヒレ(フィン)が存在する。
  • 身長:40メートル
  • 体重:2万6千トン

必殺技[]

エルボーカッター
アンファンス時に使用。上腕部にある刃物。意識を集中させることで黄色く発光して、あらゆるものを切断する。首に巻きついたザ・ワン・レプティリアの尻尾を切り落とした。さらに光の刃を放つことも可能で、ザ・ワンを撃退している。
パンチ
フックやアッパーなど、ボクシングの技のようなパンチを放った。
キック
人間の比ではないパワーから生み出すキック。勢いをつけ、連続でビースト・ザ・ワンに見舞ってひるませた。また、敵に背を向け、しゃがんだ状態で体の前方に両手をつき、揃えた両足を跳ね上げて放つキックも披露し、ザ・ワン・レプティリアにダメージを与えた。
ヘッドロック
両腕でザ・ワン・レプティリアの首を締めつけて、動きを封じた。同時にひざ蹴りを繰り出すことで、さらなるダメージを与えた。
ラムダ・スラッシャー
ストラトスエッジから三日月状の光刃を発射する。ザ・ワン(ベルゼブア・コローネ)との空中戦では両腕のストラトスエッジの力を集中して大型のスラッシャーを発射。更に両手から2つ同時に発射することも可能で、ザ・ワンの翼を切り落とした。
エボルレイ・シュトローム
両手を十字に組んで凄まじい光エネルギーの奔流を放射するザ・ネクストの最終究極光線。ザ・ワンを分子レベルで消滅させた。

真木との融合[]

作中ではザ・ネクストはどこからやってきたのか、何者なのかが殆ど説明されることはなく、僅かにザ・ワンとザ・ネクストが敵対関係にあること、ザ・ネクストはザ・ワン殲滅を目的として来訪してきたことが説明される程度である。ザ・ワンが海上自衛官・有働貴文の記憶・能力を我が物にしたことを始め、融合する地球の生物の能力・生命力を無制限に吸収していく一方で、ザ・ネクストはやろうとするなら同じことが出来るにも拘わらず、真木瞬一の人格・自立性を尊重する、モラルや理性を持った存在として描かれている。人間形態でESP(超感覚的知覚)を発現させたが、これは真木の病弱な息子・継夢を案じる気持ちからである。

真木とザ・ネクストの関係は、ザ・ネクストとの対話の中で真木によって、戦闘機乗りと戦闘機になぞらえて語られているが、ザ・ワンがザ・ネクストの融合を不完全と指摘したように、二者の融合形態の違い上、ザ・ネクストは必然的にザ・ワンよりも劣勢に立つことが推測できる。

作中でもアンファンス、ジュネッスとも長期戦になって胸部エナジーコアが点滅し、危険信号を発していた。それでもザ・ワンとの決戦で、ザ・ネクストから生命の危機を警告されても真木自身の意志を持って戦いを続け、最終的には空中戦でザ・ワンを圧倒し、そして自衛隊の支援も受け、地上へと引きずり下ろしたザ・ワン殲滅を果たしている。

『ウルトラマンネクサス』での出演[]

映画と同一の世界観であるテレビシリーズ『ウルトラマンネクサス』の第33話「Episode.33 忘却 -A.D.2004-」のテレビシリーズの防衛組織TLT(ティルト)内の回想シーン(本作の映像)に加え、本作ヒロインの水原沙羅も登場。『ネクサス』の5年前の物語である事が明かされた。

TLT設立によって、スペースビーストへの記憶消去装置である来訪者のレーテが使用されて、TLT設立のメンバーを除いた全ての一般大衆の記憶から新宿での戦いの事実は消され、ザ・ワンだけではなくザ・ネクストの存在も忘れ去られてしまった。

しかし、最終話「Final Episode 絆 -ネクサス-」では、レーテの消滅と同時に人々から5年前の記憶と共にウルトラマンも蘇り、ダークザギと戦うネクサスを応援した。