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ウルトラマンネクサス
ジャンル 特撮ヒーローSFドラマ
テレビドラマ
監督 小中和哉、根本実樹、北浦嗣巳
阿部雄一八木毅、小原直樹
制作 円谷プロダクション
中部日本放送
放送局 中部日本放送TBS系列
放送期間 2004年10月2日 - 2005年6月25日
話数 全38話(37話+未放映1話)
コピーライト表記 ©2004 円谷プロ・CBC
テンプレート使用方法 ノート
ウィキプロジェクト テレビドラマ
ポータル ドラマ

ウルトラマンネクサス』は、円谷プロダクションが製作し、2004年(平成16年)10月2日から2005年(平成17年)6月25日まで中部日本放送TBS系列で毎週土曜日の7:30 - 8:00(JST)に全37話が放送された、巨大変身ヒーロー特撮テレビドラマの作品名、もしくはその劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前。

概要 編集

特徴 編集

ウルトラマンの概念を一新した「ULTRA N PROJECT」のひとつとして制作されたTVシリーズ。映画『ULTRAMAN』の数年後のという設定で世界観を共有する。中心となったスタッフ陣も『ULTRAMAN』のスタッフと同じである。また、第34話にて雑誌記事などで展開したウルトラマンノアの敵であるダークザギ、最終回ではウルトラマンノア自身も登場しており、世界観が共通であることが作品中でも明示された。

本作における世界では「ウルトラマンに変身できる人間=デュナミスト(適能者)」が複数登場し、彼らの代替わりが描写された。タイトル「ネクサス(絆)」とはウルトラマンの力が次代へと伝えられることを意味する。この設定により、同一の人物が全話変身することがなくなった[1]

ウルトラマンに変身する人物が地球を守る防衛チームに所属しておらず、主人公も特殊能力を持たない普通の人間である。また、ウルトラマンに変身する人物には変身アイテムのほかに専用の武器が与えられており、変身前での戦闘の描写も多い。

このように、シリーズ初の設定が多く盛り込まれていた。また、今まで各作品の防衛チームはウルトラマンの力を借りずに怪獣を倒せなかったことが多かったが、本作では防衛チームのみで怪獣を撃破する描写も多く見受けられ、本作以降もその描写の比重は高くなっていく[2]

本作から、特撮パート・ドラマパートともに長年続いてきたフィルム撮影からデジタルビデオ方式のひとつであるDVCPRO HD規格でのVARICAM撮影に切り替わっている。また、CGを作品の中に多く取り入れ演出面でも新たな試みがなされた。

後期オープニングでは、隊員の紹介映像とともにテロップが出されるという、スーパー戦隊シリーズのような演出がなされた。これは『ウルトラマンメビウス』にも継承された。

平成ウルトラシリーズでは初めてアイキャッチが使われた作品であり、アイキャッチが途中で変更された最初の作品でもある。

試写会にはウルトラマンゼアスに出演した角田信朗が出演している。

ウルトラシリーズとしては久しぶりに捕食シーンが存在する。

評価 編集

本作のストーリーは、ほかのウルトラシリーズに例を見ないハードかつシリアスな重苦しいものとなった。過去の怪獣たちは一切再登場せず、時間枠移動の問題によりシリーズ中で最も低予算となったために、同じ舞台セットを連続使用し、1体の怪獣を2 - 4話にわたって続けて登場させるなどせざるを得なかった。このことが「苦戦を続けるウルトラマン」や「怪獣を倒すカタルシスの欠如」などを招いたことなどが指摘されている。スタッフは「深夜31時半の番組のつもりで制作した」と語っている。

視聴率は初回こそ5%台を記録したものの、その後2 - 3%台に急落し、1%台の回もあった。「主人公の恋人の部屋に飾られた大量の不気味な絵」「怪獣の攻撃で両親を殺されたうえに両親の身体を操られて捕らわれる少女」など、一部のシーンに対して朝日新聞に批判が載るなどの事態ともなった結果、第26話からはやや明るめの内容に微修正され、放映は1クール短縮となった[3]

チーフプロデューサーの渋谷は番組放送初期より、上層部やスポンサーから内容の路線変更を提案されていたが、それを断固拒否した。雑誌にも「路線変更は視聴者に対する裏切り行為」と持論を語って当初掲げた方向性を曲げず、初志を貫徹した。また、打ち切り決定後も以前と同じ情熱で短縮版の製作作業に挑むスタッフ・キャストにも「とても感謝している」と思いを語っている。

放映終了後、ファンから「打ち切りになった際に未放映となってしまったエピソードが見たい」という声があがった。その要望に応えるように、DVDにはTV放映時に当初前後編として制作されたものを1話に編集したために大幅にカットされたシーンを追加した第29話のディレクターズカット版や、撮影されながらTV未放映となった第31話と第32話の間の話を「Episode. EX」として収録している。溝呂木眞也を演じた俊藤光利は、溝呂木の最後の登場となった第32話について「絶対に放送枠に収まらないと分かっていながら撮影した」として第32話のディレクターズカット版の制作を希望する旨も語っているが、これは実現していない。

これらの点はメイン視聴者層である子供たちには受け入れられず、玩具売上も『ウルトラマンコスモス』の60%程度と、商業的には失敗であり、続く『ウルトラマンマックス』や『ウルトラマンメビウス』では原点回帰ともいえる路線変更となった。だが、設定やストーリー展開などでの評価は高年齢層には受け入れられており、DVDの売り上げは好調だった。失敗した点も多かったがそれ以前の作品とは一線を画した意欲作であるといえる。

あらすじ 編集

新宿でのウルトラマンザ・ネクストとザ・ワンとの戦いが、「新宿大災害」として処理されてから5年。

レスキュー隊員・孤門一輝はある日、非公然防衛組織TLT(ティルト)への配属を突如命じられる。そこへ向かう途中では彼は、スペースビースト・ペドレオンに襲われる。それこそ、頻発していた行方不明事件の原因であり、人々を襲って喰らう凶悪な宇宙生命体の攻撃だったのだ。孤門があきらめかけたそのとき、赤い光とともに銀色の巨人ウルトラマンネクサスが現れてペドレオンを叩き潰し、孤門を救った。

その後、TLTの実働攻撃部隊ナイトレイダーへ入隊した孤門は、非情とも思えるような組織の姿と、事件に関わった人々の記憶を消すやり方に困惑しながらも、ビーストとの戦いという非日常世界へと踏み出していく。

登場人物 編集

デュナミスト 編集

4番目、5番目のデュナミストについては後述。 最初のデュナミストとされる真木舜一については『ULTRAMAN』を参照。

姫矢准(ひめや じゅん)
年齢27歳。2番目に確認された、ウルトラマンネクサスから適能者に見出された人物。
元報道カメラマンで、戦地取材中に戦闘に巻き込まれて負傷した際に現地の少女セラに救われる。孤児という環境にもめげない彼女と暮らすうちに彼女を妹のように思うようになるが、再び戦闘が始まったことで彼女の制止も振り切り、写真を撮影するために戦場へと向かい、人々が死んでいく光景を写真に納めている最中に自分を心配して追ってきたセラが目の前で爆死するという事態に直面、心に深い傷を負う。この時写した写真は世界的な賞を取ったが、それもまた、姫矢を苦しめる理由となっていた。
その後はただ無目的に世界中を放浪する日々を送っていた。だが、毎日夢にセラが現われ、夢の中でセラに導かれて謎の遺跡の奥深くへ入り込み、ストーンフリューゲルに触れて光を受け継いでウルトラマンネクサスとなったが、そうなっても常に悩み続け、戦いの度に傷ついていき第19話以降はまともに戦えなくなってしまった、それがセラや人々を救えなかったことへの罰とその償いと考え、ダークファウストやダークメフィストら闇の巨人、ビーストと孤独に戦った。
しかし孤門と出会って彼を助け、又は助けられて共闘する中で次第に、そして第24話でのダークメフィストとの最終決戦の中で、受け継がれるウルトラマンネクサスの光の真の意味に気付く。ダークメフィストとの死闘後、ネクサスと分離して溝呂木とともに姿を消し、生死不明となっていたが、最終回で姿を見せてダークザギと戦う孤門を激励した。一年後にも姿を見せている。
放浪していた時期、アメリカで偶然にも千樹憐を見つけ、見ず知らずの彼に自分と似たような孤独を感じ、ファインダーを向けたという裏設定が存在する。姫矢が憐を見たのはこの時が最初で最後だが、その一瞬で彼自身も気付かないうちに憐を次の適能者へと選択していた。
千樹憐(せんじゅ れん)
第26話より登場した、姫矢に続く3番目のデュナミスト。アメリカはダラス出身で、現在は遊園地の楽屋に住み込みでアルバイトをしている17歳の少年。
明るく人懐っこい性格。光を受け継ぎ、新たなウルトラマンネクサス(ジュネッスブルー)となって戦うことになり、孤門をはじめとするナイトレイダー隊員やMPの野々宮瑞生と心を通わせていった。
実は、TLT北米本部配下の極秘組織「アカデミー」によって「Prometheus Project」により、優秀なDNAの優秀な部分のみを組み合わせてできたDNAから生みだされたハイブリッド新生児「プロメテの子」の1人で海洋学者を志していた。しかし、寿命を決める遺伝子に致命的なディフェクトを持っているため、16歳から17歳を境に一気に全身の細胞がアポトーシスを起こして死亡する。これは「ラファエル」という特効薬がなければ治らず、余命は残り少ない。そのため、いつ死んでも良いというある意味投げやりな考えをしていた。だが、第35話での凪の言葉で生きる意味を見出し(これにより彼女を次の適能者へと選択した)、第36話で孤門からウルトラマンの光を手にした姫矢の事を聞かされ、戦って生きる決意をする。
イズマエルを辛うじて倒し、ネクサスと分離、彼の兄弟であり友人でもあるほかの「プロメテの子」たちや、海本隼人が完成させたラファエルの待つ病院へ運ばれて生還。姫矢同様、最終回で姿を見せてダークザギと戦う孤門を応援した。

ナイトレイダー 編集

孤門一輝(こもん かずき)
本作の主人公。物語開始時は警視庁のレスキュー隊員として活躍していた、前向きな心優しい24歳の好青年。
少年時代、川で溺れていたところを「諦めるな」という言葉とともに助けられたことで[4]、人々を救うことに強い信念と誇りを持っている。
第1話でいきなり特殊防衛機関TLTからの引き抜きにより、エリート部隊・ナイトレイダーに配属される。人命よりビースト殲滅を優先する凪とぶつかることも多かったが、物語が進むにつれて信頼できるパートナーとなっていく。ナイトレイダーという特殊な職務のなかでときには傷つき、悩み、大切な物を失いながらも、ウルトラマンネクサス=姫矢准の導きで自らの心の闇を払い除け、様々な戦いの中で試練を乗り越え、千樹憐との出会いで更なる成長を遂げる。
そして最終回で、5人目のデュナミストとして光を受け継ぎ、全ての元凶であるダークザギとの戦いに臨む。戦いのなかではアンファンスからジュネッス、ジュネッスブルーを経て、光の巨人真の姿であるウルトラマンノアへと究極最終進化してダークザギを倒した。一年後もナイトレイダーに所属し、ビーストから人々を護っている。
西条凪(さいじょう なぎ)
ナイトレイダーAユニットの副隊長で、年齢27歳。
戦士としては非常に有能で、和倉隊長からの信頼も厚い。
幼少時に何者かによって母親を殺害されているため、ビースト、とくに人間に変身するビーストには偏執的な憎悪を抱いている。そのため、人々の保護よりもビースト殲滅を優先するなど過激な発言と行動が目立ち、当初は姫矢をビーストと認識した上で敵意を示し、その見解を巡って孤門とも度々衝突していた。だが、ビーストの脅威から人間を守ろうとする彼の行動に徐々に理解を示すようになり、和解した。
溝呂木から想いを寄せられていたが、本人にはその様な感情はなく、純粋に戦士として憧れて敬意を持っていただけだった。その溝呂木がダークメフィストと一体化してからは、危険視していた[5]
また、憐が自分のダメージを無視して死んでも構わないと思いつつ戦っていることにいち早く気づき、第35話で憐に対してそれを戒めた。
最終回において、憐より光を受け継いで4番目のデュナミストとなったが、それはダークザギの罠で、両親の殺害や溝呂木の裏切りも彼女の心を憎悪で満たすために仕組まれたものだった。正体を現した石堀=ダークザギへの怒りのままに変身したため、光は闇に転化して全てをダークザギに奪われてしまい、レーテの放つ闇に囚われた。だが、孤門と出逢い、助けられる事も運命づけられており[6]、孤門によって救われた際、彼を次の適能者へと選択した。
和倉英輔(わくら えいすけ)
ナイトレイダーAユニットの隊長で、年齢34歳。強い責任感と冷静な判断力を併せ持つ。
任務に対する忠実さだけでなく、しばしば苦悩する孤門を厳しくも温かく見守る優しさも持っている。自身も人命救助第一に考える孤門の影響を少なからず受けていたようで、温泉街の住民を囮に使ったミッションに激怒して松永に食って掛かったり、TLT北米本部の記憶操作を批判したりしたこともある。
最終回において石堀が正体を現し、詩織が重傷負ったのに続いて和倉も腕を撃たれ、孤門と凪はレーテの闇の中にいたため、たった一人負傷を抱えながらクロムチェスターδを駆って出撃。撃墜されかけたところを、孤門が変身したネクサスに助けられた。一年後もナイトレイダーの隊長を務めている。
平木詩織(ひらき しおり)
ナイトレイダーAユニットの隊員で、年齢25歳。孤門の戦闘訓練の教官でもあった。
元は一般の警察官であったため、射撃に優れている。いつも明るくマイペースを崩さない、チームのムードメイカー的存在。ネイルケアが趣味で、待機中はおろか孤門の指導中でもマニキュアを塗っている[7]。なお、イライラするとマニキュアを引っかいて剥がす癖もある。
警察官時代には高槻に思いを寄せていたが、秋子のために身を引いた。Episode.EX 以後、石堀と付き合うようになり、彼の呼び方が「いっしー」に変わる。最終回で本性を現した石堀から重傷を負わされるが、最終決戦から一年後には無事にナイトレイダーへと復帰している。
石堀光彦(いしぼり みつひこ)[8]
ナイトレイダーAユニットの隊員で、年齢29歳。
分析を担当し、有能ではあるが決して出しゃばることなく任務をこなす、縁の下の力持ちタイプ。ハッカーとしても水準以上の能力を持ち、5年前の新宿大災害の隠された真相に迫るほどの腕を見せる。孤門とは互いに冗談を言い合う兄貴分的存在だった。
実はその正体はアンノウンハンド=ダークザギで、18年前に来訪者研究チームの一員である研究者・山岡一(やまおか はじめ)の肉体を乗っ取って自らのものとし、溝呂木やリコを操り、本来の姿であるダークザギとして復活するために暗躍していた。なお、ビーストの指揮権は溝呂木やリコに預けていたため、自分では制御出来ず、殺されそうにもなった。一方でTLTへの不信と疑惑を隊員達に持ちかけて動揺も誘うようにしていた。
最終回で、凪にネクサスの光が受け継がれたのを機に本性を現す。凪に母親を殺害したことを告白し、彼女を怒りのままに変身させてその光を闇に変換して吸収、ダークザギとして復活。石堀の姿でも衝撃波や銃弾を素手で防ぐなど、特殊能力が使用できる。

TLT 編集

吉良沢優(きらさわ ゆう)
TLT-Jの作戦参謀。イラストレーターと呼ばれる異能力者。ビーストやウルトラマンの存在を感知することもできる。彼がイラストレーターと呼ばれるのは、彼がコンタクティとしての能力に目覚めた当初、予知した未来をイラストで書き表していたことから来ている。ナイトレイダーの前に立体映像を投影して、指令を下す。
第3のデュナミスト千樹憐とは同じプロメテの子であり、また施設の寮にいた時に1ヶ月ほど同室で、本来の志望は鳥類学者だった。憐が適応者となった後にはテレパシーでコンタクトを通わせる事もあり、憐が海で拾ったタカラガイの貝殻を貰い、それをTLTに入った後にも、共に過ごした証で持ち続けている。
任務のために私情は捨てており、多少の犠牲やリスクを構わない素振りを見せるが、一方でそういった作戦遂行の厳しさの中でも、非情に徹しきれない部分もあった。
松永要一郎(まつなが よういちろう)
TLT-Jの管理官。元内閣情報調査室所属。
一見穏やかな人物であるが、戦闘のダメージで動けなくなった姫矢准、千樹憐を拘束し、ウルトラマンの能力の秘密を調査するために人体実験を行う(第32話では闇のウルトラマンになった溝呂木にさえも、同様の事をしようとしていた。)など、目的のためには手段を選ばないところがある。しかし、その行動は妻を失った後悔からくる純粋に人類を守ろうとするものだった。部下に対しても敬語を使うが、緊急時にはタメ口になる。
5年前の新宿大災害で妻を失い、高校生の娘・葉月と2人暮らしだが、仕事が多忙で家には殆ど帰らない。
水原沙羅(みずはら さら)
『ULTRAMAN』で最初のデュナミスト真木舜一と行動をともにした人物。プロメテウス・プロジェクトの責任者であり、再来するビーストに備えて海本隼人にかわる超能力者を生み出そうとしていた。しかし迫り来るビーストに備える必要性からビースト対策を最優先してラファエル開発の中断命令を出す。任務と目的のために他者を切り捨てる冷徹な人間という印象が強いが、実際は憐達のことを心配したり、凪の「憎しみこそ力」という主張を否定するなど、厳しいだけではない一面を持っている。
海本隼人(かいもと はやと)
TLT北アメリカ支部に所属する水原沙羅直属の部下。寡黙で一見冷徹な人間に見えるが、実際は憐のことを心配し、やり方はともかく彼を影から見守り続けている。最初に来訪者とコンタクトを取ったクラスAの超能力者であり、幼少時より彼らとコンタクトをとり続けている。「プロメテウス・プロジェクト」において「プロメテの子」達のDNAの元となったDNAの持ち主の1人でもある。
東郷(とうごう)
TLTの参謀で最高責任者の一人。

メモリーポリス(M・P)編集

首藤沙耶(しゅとう さや)
メモリーポリスのリーダー。ビーストを目撃した人の記憶を冷徹に消す。しかし、自分の職務に納得しているわけではないらしい。最終回ではウルトラマンを応援する人々を見て安堵の表情を浮かべてメモレイサーを閉じた。
三沢広之(みさわ ひろゆき)
メモリーポリスの一員で、首藤の右腕だった。しかし、第32話で脱走した溝呂木を追跡中にアンノウンハンドに操られ、第3の闇の巨人「ダークメフィスト(ツヴァイ)」となる。溝呂木の変身したダークメフィストに致命傷を負わせるも、ダークメフィストに押さえ込まれ、ジュネッスブルーのアローレイ・シュトロームによって消滅。
野々宮瑞生(ののみや みずお)
第25話から登場したメモリーポリスの一員。松永の命令で第3のデュナミストである千樹憐をその正体を知らないまま監視することになる。当初は任務の為に憐に接近していたが、徐々に彼に恋心を抱くようになる。職務に対しては内心に葛藤もあり、対象者の記憶を消去した後には「二度と悪夢に苛まれないように」と祈っている。古い武家の家柄に躾けられた大和撫子で[9]、見た目とは裏腹に格闘戦も得意としている。
正体を隠して憐を監視していたにも関わらず、名前をあっさり知られたり、憐がネクサスだと知った後、彼の身を案じるあまりメモレイザーを置き忘れたり、溝呂木の前で隙を見せてしまったりと、ドジな面が目立つ。

その他 編集

斎田リコ(さいだ リコ)
孤門一輝の恋人。美大生であり、課題の絵を描く為に動物園に通う中、動物ではなく家族や子供たちを暖かく見守る孤門に興味を覚えた。実は孤門と初めて会話したその晩に家族をノスフェル、自身も溝呂木に殺されており、それ以降は溝呂木の操り人形=ダークファウストとなっていた(第11・12話で判明)。自覚の無いままウルトラマンやナイトレイダーと死闘を繰り広げていたが、知らぬ間に負傷しているなど徐々に自分の正体に対する不信感と恐怖感を覚え始め、孤門や家族に縋ろうとするが、前述のとおり家族は既に死んでおり、部屋には不気味なビーストの絵がばら撒かれているだけだった。更に溝呂木に正体を明かされて絶望し、ウルトラマンを襲うが、最後は自分を取り戻してノスフェルの攻撃より孤門をかばい、彼の腕の中で光になって消滅する。
溝呂木眞也(みぞろぎ しんや)
第11話から登場した、元ナイトレイダーAユニット副隊長。
ビーストへの恐怖の心がやがて飽くなき力への渇望に変わり、その心の闇をダークメフィストの力に委ねて彼と一体化する。人間の怒り、恐れ、悲しみなどの負の感情に触れることを楽しみ自らをより強く、より高く、より完璧なる者とするためにビーストを使ってデスゲームを行う。実力も相当なもので、第24話で凪以外のナイトレイダー全隊員を圧倒した他、第32話でTLTに拘束された際も格闘技で一般隊員をなぎ倒して脱走している。
さまざまな特殊能力と悪知恵で孤門を苦しめたが、自分の力を完全に過信していたうえに手口が陰湿過ぎたため、結果的に孤門を精神的に強くしてしまう。凪には想いを寄せており、ダークメフィストと一体化したあとも未練がましく彼女に執着していたが、これまでの経緯と所業が災いして完全に拒絶されてしまう。
第24話にネクサスに敗れて姫矢とともに消息不明になるが、第29話で記憶を失った状態で姿を現し、その身柄をTLTに拘束された。
第32話で記憶が蘇るが、それと同時に自分もまたアンノウンハンドの操り人形だったことに気づいたらしく、人間としての心を取り戻した。自分のしたことに対する償いをしようとするが、アンノウンハンドよりダークメフィスト・ツヴァイの力を授けられた三沢により致命傷を負わされる。そして、自力でダークメフィストに変身してツヴァイと戦って我が身を犠牲にツヴァイを倒したあと、償うなら人間として生きるべきだと凪に諭されるが、息を引き取った。息を引き取る直前、アンノウンハンドが凪たちのすぐ近くにいることを告げている[10]
セラ
姫矢が戦争中の東南アジア某国で出会った孤児の少女。重傷を負った姫矢を助ける。彼を兄のように慕っていたが、彼を心配して戦地まで追い掛け、砲撃に巻き込まれて姫矢の目の前で爆死してしまう。この出来事は姫矢の心に大きなトラウマを残すことになった。その後、姫矢の夢の中で彼をウルトラマンの光へ、またその光の持つ意味へと導き続ける。
根来甚蔵(ねごろ じんぞう)
姫矢とも知り合いであるフリージャーナリスト。かなり向こう見ずではあるが、姫矢の良き理解者。ジャーナリストならではの勘働きでビースト、TLTの存在を感じ取り調査をしようとする。だが、第25話で捕獲されてビーストやTLTに関する記憶を消去された。
佐久田恵(さくた めぐみ)
姫矢がかつて勤めていた新聞社の元先輩記者。根来の調査に巻き込まれる形でビーストと関わりを持ち、さらには失踪して安否を気遣っていた姫矢と再会をする。姫矢の弱点として溝呂木に誘拐され、終焉の地 = 異形の海で彼の最後の戦いを目撃することになる。しかし、戦いのあと(第25話)でメモリーポリスによって記憶を消されてしまう。
針巣直市(はりす なおいち)
遊園地内レストランのマスター。放浪中の憐と出会い、彼を住み込みのスタッフとして雇い入れる。人情味あふれた憐達の信望も厚い好人物である。
尾白高志(おじろ たかし)
憐のアルバイト仲間で彼の親友。実家が工務店であるためか憐の部屋の修理や内装を行っている。漠然とではあるが、憐が普通の17歳の少年ではなく、なにか重い物を背負っていることを感じ取っており、心配をしている。

ゲストキャラクター 編集

杉山里奈(すぎやま りな)
Episode.07 に登場する少女。拾った子犬を元の所に戻すように親に言われ、途方に暮れて迷い込んだ廃工場で、バグバズンと遭遇し襲われるが孤門と凪に救出された。事件解決後に記憶を消されてしまったが、犬を飼う許可は得られた模様。
斎田典子(さいだ のりこ)
斎田リコの母親。夫、息子と共に、ノスフェルに殺害される。
斎田隆(さいだ たかし)
斎田リコの弟で高校生。ノスフェルに殺害される。
山邑理子(やまむら りこ)
Episode.13、14、29 に登場。リコを失った孤門が遊園地で出会った少女。幸せな家族だったが、溝呂木の操るノスフェルにより両親は殺されてビーストヒューマンに変えられ、諸共にノスフェルの額部分に取り込まれる。その後、孤門の攻撃により解放されるが重傷を負ってしまう。
野々宮瑞生が初めて記憶を消した人間であるが、その記憶操作はうまくいかなかった。ビースト以外に関する主要な記憶を失い、半ば夢遊状態で彷徨うようになり、周囲を心配させている。放浪中、そうと知らず両親の仇である溝呂木と出会う。
山邑薫(やまむら かおる)
Episode.13、14、29 に登場。山邑理子の兄であり、妹思いである。妹ごとノスフェルを攻撃した孤門を激しく憎悪するが、記憶操作によりその時の記憶は消された。Episode.29に登場した時は、記憶喪失状態の妹を心配しつつも多少持て余していた。
山邑博(やまむら ひろし)、山邑涼子(やまむら りょうこ)
Episode.13、14 に登場。山邑薫、理子兄妹の父母。ノスフェルに殺され、その眷属に変えられた。ある程度生前の時の記憶を持っていた。
山邑理美(やまむら さとみ)
Episode.29 に登場。山邑兄妹が引き取られた親戚の家の娘で、2人の従姉妹にあたる。2人にとって文字通り姉のような存在。
保呂草(ほろくさ)
Episode.19~21(21は回想シーンでのみ)に登場。未だ芽の出ないカメラマンだが、姫矢の最後の写真に感動して彼を目標としている。ビーストを目撃し、直前で保護していた姫矢のこともあって危険を顧みず撮影を行い、ゴルゴレムに捕食される。メモリーポリスにより、酔って崖から落ちたと死因を改竄された。
潤平(じゅんぺい)
Episode.19~21 に登場。保呂草の助手を務めている。よく保呂草に怒鳴られていた。保呂草が死亡したその時の記憶を改竄されるも、彼の写真に対する情熱と思いを受け継いだ。
七夏(ななか)
Episode.19~21 に登場。グラビアアイドルであり、撮影中に飛行するストーンフリューゲルを目撃する。現在の仕事に不満を持ち辞めたがっていたが、記憶を改竄されつつも保呂草の熱意までは消去されず、仕事への熱意を取り戻す。
山田太一郎(やまだ たいちろう)
Episode.21~23 に登場。UFO研究家三人組のリーダー格。下らない与太話をしていると思われているが、それはカモフラージュで実際はビーストのことについてかなり詳細に気づいている。保呂草が命を犠牲にしてまで撮影したゴルゴレムの写真を公開したことで、メモリーポリスに追われる根来に接触、保護する。山田の名前は、実は偽名であり、その正体は元FBI捜査官のウェイン・チャン。名前の由来は、声優山田康雄広川太一郎
青野康(あおの やすし)
Episode.21~23 に登場。自称UFO研究家三人組の一人。派手なシャツを着ている。名前の由来は、声優・青野武、山田康雄から。
広川武雄(ひろかわ たけお)
Episode.21~23 に登場。自称UFO研究家三人組の一人。髪をオールバックにしたスーツ姿の男性。彼ら3人の名前はウルトラシリーズと縁の深いベテラン声優の名前を再構成したもので、広川の名前の由来は、広川太一郎、青野武、山田康雄。
松永葉月(まつなが はづき)
Episode.33、34 に登場。松永管理官の娘。行き違いの多い父親との諍いから、彼の持っていたファイルに記録されていた憐について興味を持つ。メガフラシとの戦いの中、憐と瑞生を通じて父親の仕事を知り、ついに和解するが、その時の記憶は消去されてしまった。
高槻茂樹(たかつき しげき)
Episode.EX に登場。平木詩織の元同僚で現役警察官。お調子者で詩織が酔っぱらいを嫌いになった元凶。かつて詩織に告白しようとしていたが、その日にビーストと遭遇し、記憶を消されてしまった。その後、バグバズンブルードに遭遇したことで記憶を取り戻し、憐達と共に事件の解決に尽力、詩織への恋愛感情をも思い出すが、事件解決後に再び記憶を消されてしまう。
秋子を思いやる高槻の男気には憐も感じ入るものがあったようで、ネクサスが高槻の望んだ方法でバグバズンに止めをさすことになるきっかけとなった。
表秋子(おもて あきこ)
Episode.EX に登場。平木詩織の元同僚で親友。詩織からの通称は「アコ」で、高槻にプロポーズされ、記憶を消去される前の高槻がプロポーズしようとしていた詩織に嬉々として語った。しかし、その直後、バグバズンブルードに拉致されてしまう。最終的には無事に救出され、高槻と結婚した模様。

ウルトラマンネクサスの能力 編集

銀を基調カラーとした第一形態・アンファンスから赤や青を基調カラーとした第二形態・ジュネッスにフォームチェンジすることができる。ジュネッスのエナジーコアの中心には、メタフィールドの展開時間制限を示すコアゲージ(カラータイマー)が出現する。ジュネッスのスタイルは、デュナミストによって異なる。飛行スタイルは、歴代のウルトラ戦士とは異なり、腕を立てなくても飛ぶ。空中での格闘も可能。両腕に「アームド・ネクサス」と呼ばれる手甲を装備しており、ここから「クロスレイ・シュトローム」や「パーティクルフェザー」等といった必殺光線を繰り出すことができる。

ウルトラマンノアやウルトラマン・ザ・ネクストと同様に胸に赤いY字状のエナジーコアと呼ばれるデザインが採用されている他、背面には後の究極最終形態であるウルトラマンノアのノアイージスを彷彿とさせるクリスタルのようなものが存在する。

アンファンス 編集

デュナミストが最初に変身するネクサスの基本スタイル。銀色に輝くその姿は、各デュナミスト共通のものである。両腕に備わった「アームドネクサス」は、側面のエルボーカッターで敵を切り裂き、片手または両手を交差して敵の攻撃を受け止める事が可能で、34話でメガフラシの電撃を受け止めた他、9話ではラフレイアの可燃性ガスに放たれたチェスターのバニッシャーを防いだ。それ自体が攻防一体の武器であると同時に、パーティクル・フェザーをはじめとする各必殺技発射時の源にもなり、更にはジュネッスへのスタイルチェンジ発動の鍵ともなる。胸部の「エナジーコア」はエネルギーを消耗すると点滅して活動限界時間を知らせる。

  • 身長:49メートル(等身大やミクロ化も可能、場所によって大きさは変わる)
  • 体重:4万トン

必殺技 編集

アンファンスの能力はジュネッスやジュネッスブルーも同様に使用でき、メタフィールドで使用する事により威力が上がる。

アンファンスパンチ(Episode.1、34、EX)
パンチで大きなダメージを与える。Episode.1ではペドレオン(クライン)を叩き潰した。Episode.EXではエネルギーを拳にこめて放ち、バグバズングローラーを跳ね飛ばした。Episode.34ではメガフラシの電撃を左のアームドネクサスで防ぎつつ右手で放ち大ダメージを与えた。
アンファンスキック(Episode.34)
キックで相手にダメージを与える。Episode.34では右足を発光させてドリルのように回転しながらの急降下キックを使用し、メガフラシに大ダメージを与えて撤退させた。
パーティクル・フェザー(Episode.9、10、12、16、20、23、25 - 28、29DC、30、31、36)
腕を振り、光粒子エネルギーの刃を敵に向かって放つ。威力は低めで、主に牽制に用いられる。両手から同時に放つ事も可能。ゴルゴレムの口吻を切断した事もある。クトゥーラの触手は切断できなかった。
クロスレイ・シュトローム(Episode.5、8、10 - 12、17、28)
両手を十字に組んで放つ光線。Episode.5でバグバズンの翼を破壊した。ジュネッスで使用したものは、Episode12でノスフェル(1度目)を倒し、Episode.8、11でダークファウストにダメージを与えたが、Episode10ではダークシールドで防がれ、Episode.17ではダークメフィストに手で弾かれた。ジュネッスブルーの使用したものはグランテラに致命傷を与えたが、アンノウンハンドが回復させてしまった。
サークルシールド(Episode.7、24、35、最終話)
青色に輝く円形状のバリアを作り出す。Episode.7、24ではジュネッスで使用し、それぞれダークフェザーとダークレイクラスターを防いだ。Episode.35ではメガフラシの電撃を防ぎつつジュネッスブルーになった。最終話ではジュネッスブルーで使用、グラビティザギを防ぎきった。
セービングビュート(Episode.2、3、21、29DC、33)
敵に絡ませたり、人々を助けることに使う光の帯。Episode.2では救助のために、Episode.21では逃げるゴルゴレムを引き止めるためにジュネッスで使用。Episode.29のディレクターズカット版ではバンピーラから救出した孤門を安全な場所に運ぶために念力光線を使用している。Episode.33でも救助のために使用したが、メガフラシの虹状波動に弾かれた。
マッハムーブ(Episode.5、6、23、33、34)
体を光らせて高速移動する。Episode.5、6では敵の後ろに回り込むために(Episode.6ではジュネッスで使用)Episode.23ではクトゥーラの触手を迎え撃つため、さらに敵を追って別位相に飛び込むために、Episode.33では救助のために、Episode.34では空中でメガフラシに接近するために使用。
オーラミラージュ(Episode.4)
全身から発する光で敵の動きを止める。Episode.4で飛行するペドレオンの動きを止め、地面に叩き落した。Episode.11ではダークファウストの攻撃を受けた後、ジュネッス状態で似たような発光をしながらクロスレイ・シュトロームを放ったが、この時は効果が無かった。
コアファイナル(Episode.24、29DC、最終話)
エナジーコアが点滅するのではなく光り輝く現象。アンファンスの隠された能力が解き放たれる。Episode.24ではエナジーコアから発せられる光で自らを取り込もうとした暗黒の蔦を弾き飛ばし、Episode.29ディレクターズカット版ではバンピーラの糸を焼き切り、更には最終話では忘却の海・レーテに蓄積された闇を吹き飛ばすなど、その力の片鱗を見せた。そしてダークザギとの最終決戦においては、孤門の変身したネクサスを本来なれない筈の姫矢のジュネッス、憐のジュネッスブルーに変化させ、遂にはウルトラマンノアへの究極最終変身を成し遂げた。

ジュネッス 編集

アンファンスから更にその力を解放した際のスタイル。戦闘用不連続時空間「メタフィールド」を展開することで、周りの世界に被害を与えたりすることなく、また本来の力を発揮して戦うことができる。生体甲冑を形成する胸部には従来のウルトラマンの「カラータイマー」にあたる「コアゲージ」が出現し、「メタフィールド」内での3分間という限られた時間のタイムリミットを刻む。姫矢准の変身するジュネッスは、赤いボディの戦士。デザインモチーフは上級武士の着る裃袴。力強く堅実な戦い方が特徴。最終話では孤門もこの形態に変身した。

  • 身長:49メートル
  • 体重:4万4千トン

必殺技 編集

フェーズシフトウエーブ(3、4、6、7、9 - 13、17、19、20、26 - 31話、EX)
メタフィールドを展開する光線。メタフィールドの外殻はウルトラマンの身体を構成する物質の組成と同じであり、ウルトラマンの身体そのものから作り出されている。デュナミストの体にダメージが蓄積しすぎると使用できなくなる。EXでは、憐の姿から変身と同時にメタフィールドを展開している。記録を見れば毎回有利なフィールドで戦っている様に見えるが、ダークフィールドに侵食され逆にピンチに陥る事も多く、32話では展開前に放たれた光線を回避する為、34話ではメガフラシが既に侵食出来ない別位相を作り出していた為、35話では展開直前に背後からのガルベロスの攻撃で中断された為に不発に終わっている。
ジュネッスパンチ(24話)
パンチで大きなダメージを与える。ダークメフィストとの最終決戦では、空中で必殺光線同士の衝突により発生した爆発に紛れて突進、次の攻撃を撃とうとするメフィストにパンチを決めてエネルギーを暴発させた。
ジュネッスキック(4話)
キックで相手にダメージを与える。4話ではペドレオン(グロース)を一撃で跳ね飛ばした。
オーバーレイ・シュトローム(4、16、18、21、24、最終話)
両腕のアームドネクサスをL字型に組んだ状態で凄まじい光エネルギーの奔流を発射、敵を分子レベルで消滅させるジュネッス最強の必殺技。クロスレイ・シュトローム以上の破壊力を持つ。エネルギーをかなり消耗するため、1回の変身につき1発しか撃てない。ペドレオン、ノスフェル(3度目)、ガルベロス(2度目)の他、ストライクバニッシャーの効かないゴルゴレムも倒した。最終話では、ダークザギを消滅させる寸前まで追い込んだが、耐え切られた。
コアインパルス(6、16話)
エナジーコアから強力なエネルギーを放射して敵を爆散させる光線技。6話でガルベロスを倒した他、16話でダークメフィストに大ダメージを与えて撤退させた。
ネクサスハリケーン (4話)
巨大な竜巻を作り出す。4話でペドレオンに使用、地面にめり込ませて動きを封じた。
ボードレイ・フェザー(15、16話、EX)
高速飛行しながら、両手で三日月型の光刃を発射する。15話で空中旋回しながら12発連続で発射するも、ダークメフィストに全てかわされてしまった。
スピルレイ・ジェネレード(24話)
アームドネクサスで敵の攻撃を受け止め、それを光エネルギーに変換して撃ち返す技。ダークメフィストとの最終決戦で使用、ハイパーメフィストショット7発を全て受け止め、まとめて変換して撃ち返し、ダメージを与えた。

ジュネッスブルー 編集

千樹憐が変身するジュネッスブルーは、青いボディの戦士。カラーリングは若者がするファッションタトゥーを意識している。自分の身を守ることを考えず、俊敏な動きで前のめりに思い切りぶつかっていく戦い方が特徴。右手のアームドネクサスは、ノーマル、ソード、アロー、ファイナルの4つのモードを形成するアローアームドネクサスに変化している。姫矢が変身していたジュネッス同様、最終話では孤門もこの形態に変身した。

設定上は「オーバーレイ・シュトローム、コアインパルスといったジュネッスの技も出せる」とあるが、いずれの必殺技もジュネッスが使用するものに比べ威力は劣る。本編で使用した姫矢ジュネッスの技はボードレイ・フェザーとフェーズシフトウエーブのみである。前者はEX編でバグバズンブルードに使用、4発連続で発射してダメージを与えた。

  • 身長:49メートル
  • 体重:4万2千トン

必殺技 編集

アローレイ・シュトローム(28、29、31、32話、EX)
エナジーコアの光を右腕のアローアームドネクサスに投影してアローモードを形成、光の弓を引き絞り、そのまま超高速の光の弓を放つ必殺技。広い命中範囲と極めて高い貫通性能を持つ。グランテラバンピーラリザリアスグローラー、ダークメフィストツヴァイを倒した。
オーバーアローレイ・シュトローム(36、最終話)
アローアームドネクサスから発生する光の弓(アローレイシュトローム)と光の剣(シュトロームソード)がファイナルモードを形成し、巨大な光の矢を発射するジュネッスブルー最強の必殺技。使用の際には体内のエネルギーのほとんどを消費するため、最終局面でしか使用できないという欠点がある。36話において空中から起死回生の一撃を放ち、最強ビースト・イズマエルを倒したが、ダークザギには手で弾かれた。
シュトロームソード(27、28、30、35話)
アローアームドネクサスから光の剣を発生させてソードモードを形成、敵を一刀両断にする必殺技。リザリアスとガルベロス(3度目)を斬り倒した他、グランテラの光弾を切り払うのに使用。
ジュネッスブルーパンチ
ストレートやアッパーカットなどのバリエーションを持つパンチ。
ジェネレードナックル(27話、EX)
ジュネッスパンチ以上の威力を持つ、エネルギーを拳にこめたパンチ。27話ではパーティクルフェザーを空中から放った直後続けざまに放ちグランテラにダメージを与えた。EX編ではバグバズンブルードに大ダメージを与え、巨体を維持できなくさせて自己崩壊させた他、バグバズングローラーにも使用した。
ジュネッスブルーエルボー
両腕のひじから放つ技。
ジュネッスブルーキック
回し蹴りや飛び蹴りなどのバリエーションを持つ。
ジュネッスブルーホイップ
敵を持ち上げ、持ち上げた敵を空中に投げ飛ばす技。
ナックレイ・ジェネレード(35話、EX)
敵の攻撃を浄化して、拳から撃ち返す。EX編では地面から噴き出すダークフィールドGのエネルギーを集め、光エネルギーに変換して放つことで、ストライクバニッシャーの通じないバグバズングローラーを倒した。35話ではサークルシールドで防いだメガフラシの電撃の一部を変換して撃ち返し、ダメージを与えた。

ウルトラマンノア 編集

最終話にて登場したネクサス最終形態。劇中では未呼称。詳細はウルトラマンノアの項を参照。

TLT 編集

Terrestrial Liberation Trust (地球解放機構)の略称でティルトと読む。人類にとって脅威となるスペースビーストを極秘裏に撃退する為、国家の枠を越えて設立された世界的組織で非公開の特殊防衛機関。スペースビーストの発見、調査、研究、撃滅などが主目的である。北米に本部を持つ。

劇中で活躍するのは TLT 日本支部 (TLT-J) 関東第3支部基地、関東地区に存在するダムに偽装した基地(フォートレス・フリーダム)が活動の中核を担っている。

TLT-J 編集

日本に於ける TLT 組織「TLT-J」の一角を担う、第3支部フォートレス・フリーダムは、関東エリアのとある山奥のダム湖の湖底にある。515名のスタッフを擁するこの施設は東郷・相馬・小柳の3人の指揮官を長とし、関東エリアのビースト関連の事件に関する一切の権限が集約される。

ナイトレイダー 編集

スペースビースト撃滅を目的とした TLT-J の特殊任務班。「TLT-J 特殊戦略任務班」が正式名称であり、「ナイトレイダー」は通称。極秘裏にスペースビーストを殲滅する事が任務。TLTの精鋭が集められている。本作品の主人公・孤門一輝が所属するのは「ナイトレイダーAユニット」である。設定上はAユニット以外にも複数のユニットが存在するとされているが、実際の映像中には登場せず、Episode.18での台詞や最終回の複数のクロムチェスター部隊で暗示されるのみとなっている。

武器・装備 編集

パルスブレイガー
ナイトレイダー隊員が腕に装着する小型ユニット。通信機能や索敵機能を備え、ナビゲーションシステムとしての運用も可能。威力は低いものの光線銃やスタンガン等攻撃用武器としての使用も可能。冷凍弾、火炎弾といったオプション装備も存在し、前者は対バグバズン戦にて使用している(後者は本編未登場)。
ディバイトランチャー
ナイトレイダーが出動する際に携行する対スペースビースト用武装。グリップ&トリガー部分を取り外す事でハンドガン形態のディバイトシューターに、本体を変形させる事でサブマシンガン形態のディバイトガンナー、ライフル形態のディバイトランチャーの3種類のモードがあり、用途によって使い分ける。運用に当たっては隊員それぞれの生体認証登録が施されており、隊員以外の者は使用出来ないようになっている(Episode.EX)。

メカニック 編集

クロムチェスターα
全長:9.7m 最大飛行速度:マッハ2
高い運動性を有する小型戦闘機。巨大ビースト攻撃の際の切り込み隊長的位置付けにある。武装は両舷部のスラスターユニットから発射されるホーミングマイクロミサイル「スパイダーミサイル」と下部に装備されたバニッシャーレーザーキャノン。このキャノンモジュールはストライクフォーメーション時にはストライクバニッシャー発射に使われる。
主な搭乗員:孤門一輝、西条凪副隊長(クロムチェスターδ 導入後は凪が一人で操縦)
クロムチェスターβ
全長:8m 最大飛行速度:マッハ1.5
通信・索敵機能に優れた指揮官専用小型戦闘機。バトルフィールド内での状況を見極め的確に殲滅任務を遂行する為の作戦の要となる。機体両舷部のドラム部分に内蔵されたメガレーザーと、機首部に装備された実弾掃射も可能なレーザーバルカンが武器。前者はメガキャノンフォーメーション時の主武装となる。
主な搭乗員:和倉英輔隊長
クロムチェスターγ
全長:9m 最大飛行速度:マッハ5
大型のメタルジェネレイターを装備、高い機動性を有し高速飛行も可能な小型戦闘機。ストライクフォーメーション時の主推進部ともなる。キャタピラーによって地上での高い走破性も併せ持つ。武装はメタルレーザー2門とマイクロミサイル“アビロック”など。
主な搭乗員:石堀光彦、平木詩織
クロムチェスターδ
全長:12.5m 最大飛行速度:マッハ7
第20話で戦力強化のためにナイトレイダーに配備された新型戦闘機。他のクロムチェスターとは違い単機でのメタフィールドへの突入が可能。
主な武装は4基のハイパージェネレイターユニット部分に内蔵されたビーム砲・クアドラブラスターとチェスターγより強力なマイクロミサイル・アビロック。
主な搭乗員:孤門一輝(第31話では西条副隊長が、最終話では和倉隊長が操縦した)

クロムチェスター各機は垂直離着陸能力をもち、「オプチカムフラージュ」システムで姿を消すことで、目的地域までは秘密裏に行動する。 更にα~γの3機が合体することでストライクチェスター、メガキャノンチェスターになり、δも含めた4機が合体することで最強形態ハイパーストライクチェスターとなる。

ストライクチェスター
α~γ機がストライクフォーメーションにより変形合体した形態である。γ機に搭載されたメタルジェネレーダーでスピードパワーを増幅制御する事で、俊敏な高機動力を維持しつつ驚異的な攻撃力を有する。不連続時空間メタフィールドへの突入が可能。しかし合体時の過程の大部分はマニュアル操作を余儀なくされる。ストライクバニッシャーを発射する事ができる。ストライクバニッシャーの発射砲からは緑の光弾も連射可能で、さらにαのスパイダーやγのアビロックも同時に発射出来る。
メガキャノンチェスター
α~γがメガキャノンフォーメーションにより合体した陸戦軌道砲撃形態であり、βのメガレーザーの砲身を伸ばして使用する超高出力のメガキャノンがメタルジェネレーダーを最大限に使用する事で可能になる。機動力には欠けるが巨大ビーストを一撃で打ち倒す威力を持つ「メガキャノンバニッシャー」を発射可能で、この形態でもスパイダーやアビロックを同時発射出来る。陸戦用だが浮遊能力なども有している。
ハイパーストライクチェスター
メタフィールド突入の切り札。ストライクチェスターにδ機が可変合体することで不安定だった不連続時空間・メタフィールドへの突入をサポートするブースターとなる。更にウルトラマンネクサスが放つオーバーレイ・シュトロームと同等の威力を持つウルティメットバニッシャーを発射する事ができる。24話では組成データを書き換えエナジーコアに放てばウルトラマンにエネルギーを与える事ができると判明した。しかしアンノウンハンドによりデータを抹消され使用ができなくなり、結局使用は24話のみだった。その後はハイパーストライクバニッシャーが装備された。
ディグチェスター
α~γが合体した地中戦車形態。本編未登場で、玩具で再現可能。
α~γがディグフォーメーションにより合体した形態。実用化に向け開発が進められておりメタルジェネレーダーを利用したディグバニッシャーの使用が可能になる。

メモリーポリス 編集

ビースト事件を世間から隠蔽するための TLT-J のチームで、通称・MP。リーダーは首藤沙耶。ビーストやウルトラマンを目撃した人々を保護し、その記憶を'メモレイサーと呼ばれる機器で消去する。

「この世界には知らない方が幸せなこともあり、秩序維持を優先すべき」という理論と、恐怖を餌とするスペースビーストの発生防止が組織の存在理由である。それは同時にウルトラマンに助けられた記憶も消すことであり、ウルトラマンと人類との絆を奪ってしまうことにもなった。

メモレイサー
来訪者の記憶処理システム・レーテの端末で、人間の記憶を消去する機能を持つ。外観は携帯電話に偽装されている。

ホワイトスイーパー 編集

白い防護服を着用した特殊チームで、事件現場で残留したビースト細胞等の遺留品を回収・処分する事を担当する。

TLT一般隊員 編集

フォートレスフリーダム内の警備やミッション現場の封鎖活動・ MP やホワイトスイーパーのバックアップを行う隊員達でその任務上、強引で力ずくな態度を崩さず事件に巻き込まれた者達にも容赦しない。

用語 編集

ULTRA N PROJECTも参照。

ウルトラマンネクサス
正体不明の“光”。デュナミストと一体になる事で力と肉体を得る。
劇中では「光の巨人」、「ウルトラマン」と呼称され、「ネクサス」という呼称は最終回で孤門が1回だけ呼称したのみ。
ザ・ネクストウルトラマンノアとは同一の存在。
デュナミスト(適能者)
ウルトラマンネクサスは「デュナミスト(適能者)」と呼ばれる人間と一体化する事で、地球上でその姿を保っている。いわば、ウルトラマンネクサスに変身出来る者を言う。デュナミストは複数人存在する。ただし、雑誌等での各ウルトラヒーローの紹介で孤門のみが紹介されることがある。
第1のデュナミストは映画『ULTRAMAN』に登場しウルトラマン・ザ・ネクストに変身する真木舜一であり、番組に登場するデュナミストはそれに続く2人目、3人目と呼ばれる。真木の消息については本作では一切語られず、映画を流用した回想シーンのみに登場。
エボルトラスター
歴代のデュナミストに受け継がれる、ウルトラマンネクサスへの変身アイテム。鞘を抜くことで光に包まれ変身するが、再度中身を翳したり、そうでなかったりする場合があり、変身ポーズは一定しない。デュナミスト以外、鞘を抜くことは不可能である。ビーストを探知することも可能。バリアを張ってデュナミストを守る機能もあり、17話で溝呂木の攻撃を防御した。モチーフは日本刀。
ストーンフリューゲル
デュナミストが召喚する石柩。普段は謎の遺跡内で石碑のように安置されているが、召喚されると白い飛行体に変化する。デュナミストにしか入ることは出来ない。デュナミストは、選ばれた者が夢の中でストーンフリューゲルに触れることで決定される。
デュナミストはストーンフリューゲルの中に入ることで疲れを癒し、傷を治療することができるが、肉体に蓄積する根本的なダメージまでは癒すことが出来ない。
千樹憐がデュナミストになって以降は長く登場していなかったが、最終話で凪の前に登場する。
玩具では劇中とのサイズ比が違うものの、各チェスターに合体させる事も可能。本編では採用されなかったが、ネクサスと合体した形態のデザイン画も描かれている。
ブラストショット
デュナミストに与えられている小型の銃。強力な真空衝撃波動弾を発射し、小型のスペースビーストならば一撃で仕留められる。真空衝撃波動はバリヤーとしても使用可能。
空に向かって撃つことでストーンフリューゲルを召喚することもできる。召喚中はバリヤーを張ってデュナミストを守る。
普段はグリップとバレルを真っ直ぐにした状態(エア・バーストモード)で携帯、攻撃時もこの状態で使用する。バレル下部をスライドしポンプアクションを行う事で波動弾を装填、トリガーを引いて射出と、ショットガンのように使用する。通常の装填は1発毎に行わねばならないが、二発までなら連射できる。
ストーンフリューゲル召喚時にはグリップとバレルを折り曲げた状態(ガンモード)にして、上空にトリガーを引く事で行う。
憐はEpisodeEX、凪は最終回でのみ使用。孤門はデュナミストとなった直後に最後の戦いになったため一度も使用しておらず、ダークザギ戦後はディバイトランチャーを使用していた。
メタフィールド
ウルトラマンネクサス(ジュネッス/ジュネッスブルー)が作り出す「不連続時空間」。現実世界からは不可視の空間である。吉良沢が命名。メタフィールドは、アームドネクサスの右部分から発生する。メタフィールドにスペースビーストを引き込む事でウルトラマンネクサスはその本来の能力を発揮する事が出来、必殺技の威力も大幅にUPする。しかし、メタフィールドを形成できる時間はわずか3分間しかない。タイムリミットを過ぎるとデュナミストは死亡してしまう。
ダークファウスト登場以降は、ビーストを人々から隔離する目的で展開することがほとんどとなるが、デュナミストが衰弱すると、メタフィールドを張る力も失われる。
制作費の低下で同じ舞台セットを連続使用する頻度が高くなったため、CGを使った演出手法として考え出された設定。
スペースビースト(異生獣)
正体不明の人食いの怪物。人間サイズから数十メートルまで大きさはまちまちで、小型の物が多数合体して巨大になることもある。生物としての特徴も個体によってまったく異なる。地球上の生物にχ因子が影響して変身させることで多くは発生する。
既に多数の犠牲者が出ているが、隠蔽工作によって事故・行方不明として処理されているため、一般人にはその存在は知られていないが、作品後半では徐々に存在が知られつつあると思われる描写がある。
ダークファウスト
“光”であるネクサスに正対する“影”の存在。「ダークレイ・ジャビローム」等といった必殺技でネクサスを苦しめる。スペースビーストを操ることも出来る。
その正体は、溝呂木眞也に操られ変身した斎田リコ。劇中では黒いウルトラマンとも呼ばれる。
ダークメフィスト
溝呂木眞也が、変身アイテム「ダークエボルバー」で変身した闇の巨人。ダークファウストと同等以上の能力を持つ。やはり黒いウルトラマンとも呼ばれる。
ダークメフィスト・ツヴァイ
メモリーポリスの三沢広之がアンノウン・ハンドに操られ、変身した姿。溝呂木のダークメフィストと同等の能力を持ち、同じ姿をしているが、感情が高まると目が赤く変化するのが特徴(ダークメフィストの目は黒)。
ダークザギ
アンノウンハンドの正体。かつて失った自分の体を復活させるため、山岡一研究員の姿、石堀光彦の名を借りて暗躍していた全ての元凶。劇中では「黒い巨人」とも呼ばれている。
凪の憎しみの心を利用してウルトラマンの光を奪い、遂に復活するが、孤門が変身したウルトラマンネクサス=ウルトラマンノアの前に敗れ去る。
ダークエボルバー
溝呂木眞也、三沢広之がダークメフィストに変身する際に用いるアイテム。真空衝撃波動弾を発射する武器としても使用可能。モチーフは薙刀。
ダークフィールド
闇の巨人(ダークファウスト、ダークメフィスト)が作り出す「絶対の闇の空間」。メタフィールドと同じく、現実世界からは不可視の空間。このフィールド内では、闇の巨人とスペースビーストの力が強化され、ウルトラマンの力を奪う。
闇の巨人はメタフィールドに干渉してダークフィールドに変換できるが、ネクサスはダークフィールドに干渉できないため、ネクサスは常に不利な戦場で苦戦を強いられることとなる。13話では、若干干渉は出来たものの、溝呂木に妨害された。
闇の意志アンノウン・ハンド
ジュネッスブルーとナイトレイダーのまえに突然現れた謎の敵。ダークフィールドG(GはGeneratorの短縮、吉良沢が命名)という新たな空間を作り出し、ビーストの再生・進化を行う。 TLT 内部に潜み、暗躍する。その正体はダークザギ=石堀光彦。
プロメテウス・プロジェクト
TLTの組織「アカデミー」の行った極秘計画。優秀な遺伝子を組み合わせて人工的に天才児を産み出した。千樹憐や吉良沢優は、このプロジェクトによって誕生した「プロメテの子」である。表向きは遺伝子操作によって天才児を造る計画だったが、真の目的は来訪者と意思疎通が出来る超能力者・コンタクティを造ることだった。
来訪者
18年前、地球に飛来したM80さそり座球状星団の異星人の事をこう呼ぶ。姿はクラゲのような不定形生命体。
地球よりも遙かに発達した文明レベルを持ち、かつてスペースビーストの脅威に晒されていた自分達の母星が光の巨人(ウルトラマンノア)に救われた事から、巨人の力を模した対ビースト用最終兵器「ウルティノイド・ザギ」(ダークザギ)を生みだしたが、皮肉にもそのザギの暴走によって母星が滅ぼされてしまった。
ザギとビーストを阻止すべく自分達の母星を爆破したが、それがM80さそり座球状星団の超新星爆発の真相となっている。地球人が知ったビーストの詳細や、オプチカモフラージュ、チェスターといった兵器開発技術も来訪者達の提供によるものである。
ポテンシャルバリアー
来訪者達が発生させる特殊バリアーフィールド。スペースビーストを市街に発生させないようにする為の手段であり、レーテを守る最後の防壁でもある。
物語初頭はその為、市街地から離れた場所でビーストの殲滅が可能で、アンノウンハンドも最初のうちはレーテの侵入も出来なかったが、後半にはその力が弱まってゆき、ビーストが次第に市街地にも姿を現すようになり、遂にはアンノウンハンドによってレーテのバリアーも突破されてしまった。
レーテ
来訪者達が開発した、ウルトラマンのエナジーコアを模した大型記憶消去装置。別名:忘却の海。
5年前に世界中の人々から映画『ULTRAMAN』での出来事に関する記憶を消した後、 TLT-J のセクションゼロに保管されていた。
起動すると来訪者達のエネルギーを消耗する。保管中、老朽化によって封印されていた恐怖が漏れ出し、それが周囲にビーストを生み出す原因を作っていた。
最終回で来訪者達の力が弱った事でダークザギの復活に利用された後に破壊され、スペースビーストが公に出現するようになったが、レーテを失っても地球人は、その災厄に恐れずに立ち向かっていくという最後で締められた。
ルシフェル
第3の闇の巨人として登場予定だったキャラクターだが、放映短縮のため未登場。デザイン画は存在。首の左右にダークファウストとダークメフィストの面が配置され、全身にザ・ワンの要素を配した「怪獣型ウルトラマン」となっている。

出演者 編集

ゲスト出演者 編集

声の出演 編集

スーツアクター 編集

スタッフ 編集

放送データ 編集

これまでのMBS(毎日放送)製作枠の平成ウルトラシリーズが放映されていた毎週土曜日18:00スタートの時間枠から、ウルトラシリーズ初の朝の放送となる毎週土曜日7:30スタートへと時間枠を移動しての放送となり、今までのMBS(毎日放送)製作枠からCBC(中部日本放送)製作枠へと変更された。

当初1年4クール予定が低視聴率・売上不振により、およそ3クールで放送打ち切りとなり、不振による打ち切りというウルトラマンのTVシリーズでは初の事態となった。なお、物語としては完結している。第26話以降の憐編のメインライターだった太田愛は、後に憐編が放送されない可能性もあったと、語っている。

なお同時期に放送されていた東映制作の『仮面ライダー剣』もハードかつ重苦しい内容だったことから、視聴率と関連商品等の売り上げが不振に陥っており、『特捜戦隊デカレンジャー』や『幻星神ジャスティライザー』のような単純明快な作風の番組が、関連商品等の売り上げの成績から見て、人気が高い傾向にあった。以上のことから、この時期はハードでシリアスな内容の特撮番組は敬遠される傾向にあったと言える。

短縮後も、通常は放送開始の3週前から放送する後番組『ウルトラマンマックス』の予告を、放送開始の8週前の回から始めるなど、異例の状況が続いた。また、映画『ULTRAMAN』の続編として製作される予定だった『ULTRAMAN2 requiem』が製作中止になったのもこの不振が原因と推測される。打ち切りが現場スタッフに知らされたのは2004年年末の忘年会であり、序盤の時点での低視聴率連発・年末商戦での玩具不振が打ち切りの決定打という見方が強い。

なお静岡地区(SBS)に限り、静岡朝日テレビで時差スポンサーネットされていたスーパー戦隊シリーズ(『特捜戦隊デカレンジャー』→『魔法戦隊マジレンジャー』)が直接の裏番組となっており、同時間帯で特撮番組同士が競合する形になっていた。

放映リスト 編集

※各ビーストの特徴はスペースビーストを参照の事

放送日サブタイトル登場スペースビースト闇の巨人・宇宙人スタッフ
2004/10/2Episode.01
夜襲 -ナイトレイド-
ペドレオン(クライン) 監督:小中和哉
特技監督:菊地雄一
脚本-長谷川圭一
2004/10/9Episode.02
異生獣 -スペースビースト-
ペドレオン(グロース)
2004/10/16Episode.03
巨人 -ウルトラマン-
ペドレオン
(クライン、グロース、フリーゲン)
監督:根本実樹
特技監督:菊地雄一
脚本:長谷川圭一
2004/10/23Episode.04
亜空間 -メタフィールド-
2004/10/30Episode.05
適能者 -デュナミスト-
ビーセクタ
バクバズン
監督、特技監督:北浦嗣巳
脚本:荒木憲一
2004/11/6Episode.06
遺跡 -レリック-
バクバズン
ガルベロス
2004/11/13Episode.07
魔人 -ファウスト-
バグバズン ダークファウスト 監督:根本実樹
特技監督:北浦嗣巳
脚本:長谷川圭一
2004/11/20Episode.08
M・P -メモリーポリス-
2004/11/27Episode.09
警告 -ワーニング-
ラフレイア 監督:阿部雄一
特技監督:菊地雄一
脚本:赤星政尚
2004/12/4Episode.10
突入 -ストライク・フォーメーション-
2004/12/11Episode.11
人形 -マリオネット-
ノスフェル 監督、特技監督:小中和哉
脚本:長谷川圭一
2004/12/18Episode.12
別離 -ロスト・ソウル-
ペドレオン(孤門の幻覚)
ノスフェル
2004/12/25Episode.13
予知者 -イラストレーター-
ノスフェル 監督:根本実樹
特技監督:菊地雄一
脚本:村井さだゆき
2005/1/8Episode.14
悪魔 -メフィスト-
ダークメフィスト
2005/1/15Episode.15
悪夢 -ナイトメア-
監督、特技監督:北浦嗣巳
脚本:荒木憲一
2005/1/22Episode.16
迷路 -ラビリンス-
2005/1/29Episode.17
闇 -ダークネス-
ガルベロス 監督、特技監督:八木毅
脚本:長谷川圭一
2005/2/5Episode.18
黙示録 -アポカリプス-
ガルベロス
アラクネア
フログロス
2005/2/12Episode.19
要撃戦 -クロスフェーズ・トラップ-
ゴルゴレム 監督:阿部雄一
特技監督:菊地雄一
脚本:赤星政尚
2005/2/19Episode.20
追撃 -クロムチェスターδ-
2005/2/26Episode.21
受難 -サクリファイス-
監督:根本実樹
特技監督:菊地雄一
脚本:村井さだゆき
2005/3/5Episode.22
安息 -キュア-
クトゥーラ
2005/3/12Episode.23
宿命 -サティスファクション-
監督、特技監督:北浦嗣巳
脚本:長谷川圭一
2005/3/19Episode.24
英雄 -ヒーロー-
ダークメフィスト
2005/3/26Episode.25
予兆 -プロフェシー-
グランテラ
2005/4/2Episode.26
憐 -ザ・サード-
監督、特技監督:小中和哉
脚本:太田愛
2005/4/16Episode.27
祈り -プレーヤー-
2005/4/23Episode.28
再会 -リユニオン-
2005/4/30Episode.29
幽声 -コーリング-
バンピーラ 監督:根本実樹
特技監督:菊地雄一
脚本:村井さだゆき
2005/5/7Episode.30
監視者 -ウォッチャー-
リザリアス 監督、特技監督:八木毅
脚本:太田愛
2005/5/14Episode.31
鳥 -バード-
リザリアスグローラー
2005/5/21Episode.32
影 -アンノウンハンド-
ダークメフィスト
ダークメフィストツヴァイ
監督:小原直樹
特技監督:菊地雄一
脚本:長谷川圭一
2005/5/28Episode.33
忘却 -A.D.2004-
メガフラシ
ビースト・ザ・ワン</br>(33話回想)
ウルトラマン・ザ・ネクスト
(回想)
監督:北浦嗣巳
特技監督:菊地雄一
脚本:村井さだゆき
2005/6/4Episode.34
封鎖 -A.D.2009-
ダークザギ(ラストのみ) 監督:北浦嗣巳
特技監督:菊地雄一
脚本:赤星政尚
2005/6/11Episode.35
反乱 -リボルト-
メガフラシ
ガルベロス(二体目)
ダークザギ 監督:阿部雄一
特技監督:菊地雄一
脚本:太田愛
2005/6/18Episode.36
決戦 -フェアウェル-
イズマエル
2005/6/25Final Episode
絆 -ネクサス-
ペドレオン(二体目)(フリーゲン) ウルトラマンノア
ダークザギ(ダークサイド・ノア)
監督:阿部雄一
特技監督:菊地雄一
脚本:長谷川圭一
未放映Episode.EX(31.5)
詩織 -ロストメモリーズ-
バグバズンブルード
バグバズングローラー
アラクネア
監督、特技監督:北浦嗣巳
脚本:赤星政尚

映像ソフト化 編集

  • 2005年1月28日~同年10月28日にDVDが発売。全10巻。第8巻には3話+第29話のディレクターズ・カット、第9巻には2話+Episode EXを、それぞれ収録。他は各巻4話収録。

主題歌・劇中音楽 編集

OP・ED曲は5曲とも「ウルトラ(ウルトラマン)」「ネクサス」「ウルトラマンネクサス」という単語が使われていない。ヒーローの名前がOP・ED曲共に使われていないのはTVシリーズでは本作が初である。主題歌CDとサウンドトラックCDが異なるレコード会社から発売されたため、サウンドトラックCDにはOP・ED曲が収録されておらず、ウルトラ関連の歌を収録したオムニバスアルバムにも現在収録されていない(オムニバスアルバムにはイメージソングを収録)。主題歌の原盤を管理しているGIZA studioからも、主題歌を1枚にまとめたCDは未発売である。また、主題歌のTVサイズは「赤く熱い鼓動」のみが商品化された。

括弧内は使用された回。

オープニングテーマ 編集

GIZA studioより発売。

英雄」(1‐25話、37話)
最終話ではエンディングテーマに使用。
青い果実」(26‐36話)
  • 作詞:吉本大樹 / 作曲・編曲:徳永暁人 / 歌:doa

最終話はオープニングが存在しない。

エンディングテーマ 編集

GIZA studioより発売。

いつも心に太陽を」(1話‐13話)
飛び立てない私にあなたが翼をくれた」(14‐25話)
  • 作詞:三枝夕夏 / 作曲:大野愛果 / 編曲:小澤正澄 / 歌:三枝夕夏 IN db
赤く熱い鼓動」(26‐36話)

イメージソング 編集

コロムビアミュージックエンタテインメントより発売。

「Fight the Future 〜ウルトラマンネクサスのテーマ〜」

BGM 編集

ウルトラシリーズ初担当となった川井憲次の作曲による。スピード感溢れるアクションサウンドや、暗く重厚でシリアスな楽曲は、それまでのウルトラサウンドにはなかった方向性を打ち出した。

サウンドトラック盤は「VOL.1」と「VOL.2」の2枚が発売された。平成ウルトラシリーズ(TV)のサウンドトラックでは珍しく、全楽曲を1トラックに1曲ずつ収録する構成をとっている。「VOL.1」には川井のインタビュー映像などを収録したDVDも同梱されている。

その他 編集

  • ウルトラマンマックス』第24話「狙われない街」では警察科学研究所の研究員役で堀内正美がゲスト出演しており、名札に「松永要二郎」と名前が書かれている。堀内はDVDのメイキングにて「ネクサスでは兄がお世話になりました」と笑いながらコメントしている。また、このエピソードでメトロン星人が宇宙に持って帰ろうとする地球のお土産の中にジュネッスのフィギュアが含まれている。
  • 円谷プロダクションのエイプリルフール企画「エムナナハチ」(mixiのパロディ)では「英雄がネクサスの曲である事を忘れないでほしい」と、ネクサスが発言した。

漫画編集

脚注編集

  1. ただし、複数の人物が変身する設定は『平成ウルトラセブン』や複数のウルトラ戦士が初登場する『ウルトラマンUSA』、『ウルトラマンティガ』などですでに見られる。
  2. これは、『ウルトラマンダイナ』の初期案で考えられていた防衛チーム隊員以外の人物がウルトラマンに変身して、旅のなかで遭遇した事件を解決していくというストーリーを再起用したものである。
  3. 当初の予定では全52話(2005年9月24日まで)を予定しており、2005年に発売された「ウルトラマンネクサスカレンダー」にも同日が最終回と記述されている
  4. 最終回にて、レーテの闇のなかで凪へと伸ばした孤門の手が、レーテ内の高エネルギーにより時間軸にズレが生じていたため、少年時代の孤門にも届いたものという真相が明かされた。
  5. 第32話で溝呂木が改心した際には、生きて罪を償うように諭している。
  6. 『テレビマガジンスペシャル ウルトラマンネクサス&ウルトラマンマックス』 講談社
  7. 後期OPでは、詩織の紹介シーンでもマニキュアが小道具として使われている。
  8. 初期オープニングのクレジットでは「石光彦」と表記されていた。
  9. ムック『ウルトラマンネクサス THE DUNAMIST(講談社ヒットブックス)』講談社、2005年、4頁。
  10. 溝呂木役の俊藤光利によれば、第32話にはカットされたシーンがかなり存在するという。

関連項目 編集

外部リンク 編集

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