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ウルトラマンティガ外伝 古代に蘇る巨人』(ウルトラマンティガがいでん こだいによみがえるきょじん)は、2001年5月25日に発売された円谷プロダクション製作のオリジナルビデオで、テレビ番組『ウルトラマンティガ』の外伝作品である。

ストーリー 編集

スフィア襲来から20年後、かつてウルトラマンティガとなって戦ったGUTS隊員マドカ・ダイゴの息子ツバサは、ネオスーパーGUTS訓練生としての卒業テスト中に遭遇したジョーモノイドとともに時空の裂け目に呑み込まれてしまった。

たどり着いた場所は、なんと5000年前の縄文時代だった。ジョーモノイドの攻撃を受けたツバサは、マホロバが持ってきた青銅スパークレンスを使い、見事ウルトラマンティガに変身。ジョーモノイドに立ち向かうが苦戦を強いられる。何とか追い返したものの縄文時代を征服しようとする悪者達の影が潜んでいた。イザレの巫女によると、ツバサは光が弱く不完全な状態のティガにしかなれないと言う。

その夜、村にジョーモノイドとドグーフが出現。ツバサは再びティガに変身し、苦戦しつつもジョーモノイドを倒す。しかし、ドグーフの不意打ちを受けて倒されてしまう。完全なティガになれるものはいるのか、そして村の平和は守れるのか…。

作品構造編集

ウルトラマンが縄文時代で戦うという外伝作品ならではの異色作。当初はテレビ版と同じくマドカ・ダイゴを出演させる予定だったが、ダイゴ役の長野博の出演が多忙により困難となったため、息子のツバサを登場させる事になった。

完全版監督の原田昌樹がメイキングDVDの構成・演出を担当した縁で、ツバサ役の山口翔吾は後に『魔弾戦記リュウケンドー』の鳴神剣二(リュウケンドー)役に抜擢された。

ウルトラマンダイナ』のその後の世界が描かれる唯一の作品でもある[1]。『ウルトラマンティガ』『ウルトラマンダイナ』(さらには『ウルトラマンガイア』)の出演者が縄文人役で出演しており、一説にはテレビシリーズの登場人物の先祖ではないかといわれている。ティガに変身する者が複数いるという点は、後の『ウルトラマンネクサス』のデュナミストを彷佛とさせる。

登場人物 編集

マドカ・ツバサ
かつてティガに変身したマドカ・ダイゴの息子。17歳。ネオスーパーGUTSの訓練中にジョーモノイドとともに縄文時代に飛ばされる。そこで青銅スパークレンスを使って父親と同じ因子を持っていたためかティガに変身するが、光の意志が弱く完全なティガにはなれず、マルチタイプのみの変身でスカイタイプやパワータイプにもなれなかった。また、ツバサが変身したティガはTVシリーズのダイゴ、後にアムイが変身したティガより一回り小さく、戦闘中に透明になっている。しかも活動時間も短い。戦いの後、アムイ達に別れを告げ元の時代に帰った。ティガへは親子2代で変身した事になる。
ツバサという名前はダイゴを演じた長野博が命名したもの。後年、ツバサを演じた山口は「ティガのことは中学の頃見て知っていたので見ていたティガに変身するとは夢にも思わなかった」と語っている。ダイゴの息子だが姉のヒカリと比べて出番が少なく、後に製作された『大決戦!超ウルトラ8兄弟』にも登場していない。
アムイ
ツバサが縄文時代で出会った11歳の少年でオサの孫。ドクーフの攻撃に負けて倒されてしまったツバサに代わりティガに変身する。額に「ティグの紋章」と呼ばれる紋章があり、光の意志が強いため完全なティガに変身した。ツバサではなれなかったスカイタイプ&パワータイプにもチェンジしてドグーフを倒し、村の英雄になった。
最年少でウルトラマンに変身したのはアムイが新記録である。
マホロバ
謎の女戦士(自称は「旅の狩人」)。一人称は「俺」。旅の中でクラヤミノオロチを倒してヤミナギノツルギを手に入れ、それで戦う。またツルギを手に入れた際の光に導かれて青銅スパークレンスを拾い、ツバサに渡す役割を果たす。戦いの後は、再び旅に出た。
マドカ・ヒカリ
マホロバそっくりなツバサの姉で、初の火星生まれのスターチャイルド。TPC所属で、劇中での登場は冒頭のツバサとの通信(声のみ)とツバサが持っているロケットの中の写真のみ。
オサ
TPCのサワイ総監に酷似している村の長。倒れていたツバサを介抱する。
イザレの巫女
光の巨人についての予言を受け継ぎ、アムイが真の光の意思を継ぐ者であると見抜く。GUTSのイルマ隊長に酷似。
オロロン
村を守るサキモリのリーダー。GUTSのムナカタ副隊長に酷似。
ナニワ
GUTSのホリイ隊員に酷似しているオロロンの補佐。関西弁で喋る。
ティグルー
人間の能力を超える者達。ツバクロ・トビタカ・カザハヤの3人が登場する。それぞれスーパーGUTSのコウダ副隊長、カリヤ隊員、ナカジマ隊員に酷似。
モリヒト
サキモリの一人。XIGの志摩隊員に酷似。
デク
サキモリの一人。XIGの大河原隊員に酷似。
トウヤ
アムイの姉御肌な少女。シンジョウ・マユミやXIGの慧隊員に酷似。
闇の超能力者 ドグラマグマ
光の巨人の復活を阻止するため村を襲わせる。最期はドグーフの死と共に消滅した。
ダイダラ
ドグラマグマの部下。飛行能力・念動力・火遁の術・ジョーモノイドを操る能力を持つ。イーヴィルティガに変身したマサキ・ケイゴに酷似。最期はマホロバと戦い、ヤミナギノツルギで一刀両断された。
オロッチ
ドグラマグマの部下。普段はダイダラの子分として活動する。怪力の持ち主。棍棒を振り回して戦う。XIGの桑原隊員に酷似。最期はダイダラと共にティグルーと一戦交えるが念動波攻撃を受け倒された。

登場怪獣 編集

闇の魔神 編集

  • 身長:54メートル
  • 体重:不明

遥か昔に光の巨人と対決した魔神で、姿はドグーフに酷似している。非常に打たれ弱く、巨人にダメージを与えられないまま、跳び蹴りを喰らい爆散した。戦力は不明。

遮光器土偶魔神 ドグーフ 編集

  • 身長:54メートル
  • 体重:8万トン

ドグラマグマが復活させた魔神。目からは光線や強力な光を発し、飛行能力も有する。巨人の石像を破壊することを目的としている。夜の村に出現し、ツバサティガを体格差で圧倒し、蹴り1発でノックアウトする。その後、アムイの変身したティガと対決する。スカイタイプの飛び蹴りやパワータイプのウルトラヘッドクラッシャーを喰らいグロッキー状態になり、苦し紛れに放った怪光もマホロバのヤミナギノツルギの能力で返され、怯んだところをデラシウム光流を受け敗北する。

時空飛来怪獣 ジョーモノイド 編集

  • 身長:30メートル
  • 体重:3万2千トン

ツバサが訓練中に遭遇した怪獣。ツバサとともに時空の亀裂に巻込まれ、古代へやってくる。ダイダラに操られ、村を襲撃した。ツバサが変身したティガと戦い、一時は追い返されるが、夜に再び村を襲撃した際に巨人のピラミッドを発見し、外壁を崩していった。その後ティガを追いつめるも最後はゼペリオン光線で倒された。外観は大型肉食恐竜に似ている。また、ドグーフの味方なのかは不明。口から火炎を放つ。

古代怪竜 クラヤミノオロチ 編集

  • 全長:18メートル
  • 体重:1万5千トン

マホロバが北の超古代遺跡で倒した怪獣。体内からヤミナギノツルギが見つかる(これは『古事記』でスサノオノミコトがヤマタノオロチを退治した際にその尻尾からクサナギノツルギを発見したというエピソードをモチーフにしている)。戦力は不明。

光の巨人の石像編集

ジョーモノイドが発見した金色のピラミッドの中に隠されていた巨人の石像。『ウルトラマンティガ』に登場した石像と同じ。ドグーフはこの石像を破壊する事が目的。

光のピラミッド編集

岩山に隠されていた金色に光るピラミッドで、上記の石像はここに隠されている。ジョーモノイドに発見され、外壁を崩された。『ウルトラマンティガ』に登場した物と異なり、全てが金色である。

キャスト 編集

スタッフ 編集

映像ソフト化編集

  • VHS(セル、レンタル共通)は2001年1月25日発売。この日は偶然にもウルトラシリーズと関わりの深い円谷英二の命日である。
  • DVDは2001年5月25発売。
  • 未公開シーンを追加した完全版のDVDは2004年11月26日発売。
  • 2007年11月26日発売の「ティガ ダイナ ガイア メモリアルボックス ザファイナル」に上記の完全版が収録。

脚注 編集

  1. 『ウルトラマンダイナ』より後のアスカ・シン本人は、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場しているが、物語の舞台は別世界である。

関連項目 編集

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